食の欧米化が進んで軟らかいものを好んで食べるようになった現代人はいびきが多いそうです。いびきを防ぐグッズや薬など様々なものが売られています。いびきは鼻や気管支の障害、病気が考えられますので、たかがいびきと思ってはいけません。ではいびきとは一体どのような原因で起きるのでしょうか?
いびき防止グッズは効果がない?
いびきは自分では気づかず、他人に指摘されて気づくことが多いです。
いびきが起きる原因として、たくさんの原因が挙げられますが基本的には舌の付け根が寝ている間に垂れ下がり、上気道(鼻から喉までの肺より上の気道)を塞いでしまい、そのまま呼吸すると空気が塞がれて狭くなった気道を振動させることで音が出ます。これがいびきです。
気道が狭くなって呼吸がしづらくなっているので睡眠中に呼吸が停止することもあります。それだけでなく、いびきは他の人の睡眠障害になることもあります。
大きないびきの場合、気道が狭くなっていることから必要以上に呼吸をしていることがあります。いびきは病気ではありませんが、後に重大な障害を引き起こすことが考えられます。
太っている人はいびきをかきやすいと言われています。実際にメタボリック症候群である人がいびきが多い傾向があります。間違えられやすいのが、いびきをかくから太っているのではなく、太っているためにいびきをかくということです。他にも顎が小さい人もいびきをかきやすいそうです。
舌が沈下することでいびきをかく人は顎が小さいことが理由と考えられます。
軟らかいものをよく食べる現代人は顎が小さい人が多いそうです。
どちらも現代人にありがちな問題が原因でいびきをかいていることが分かります。
それだけでなく、花粉症などのアレルギー性鼻炎や鼻づまりが原因だったり、疲労や過度な酒の摂取、悪い体勢の寝方や身体に合わない寝具など様々な原因が挙げられます。
たかがいびきと安易に考えずに、いびきが酷いのであれば病院で診察してもらうことをお勧めします。
いびきは耳鼻咽喉科で診てもらえますので、確実にいびきを治してスムーズな呼吸のとれる睡眠ができるようにしましょう。いびき防止グッズ等では完全にいびきを治せる可能性は低いです。
重度のいびきになると、睡眠時無呼吸症候群(SAS)になっていることが考えられます。
この睡眠時無呼吸症候群は寝ている間に呼吸が止まったり、酸欠状態になったりすることで脳に酸素がいかなくなってしまいます。
SASは1時間あたりの無呼吸と低呼吸(呼吸が浅くなること)が起きる回数によって診断されます。
無呼吸と低呼吸の発生回数をAHIと言われ、AHIが5回以上あり、睡眠をとったはずなのに眠い等の睡眠障害に伴った症状があればSASということになります。SASには大きく分けて閉塞型・中枢型・混合型の3種類に分けられ、いずれも自覚症状がありません。放置すれば合併症を引き起こすこともあります。睡眠をとったはずなのに疲労感や寝不足、倦怠感を感じるのであれば病院で診てもらうようにしてください。
軽度のいびきであれば簡単な治療でいびきを治すことができます。いびきの原因のほとんどは生活習慣を見直すことで改善できます。いびきもまた、現代病の一つなのではないでしょうか。